想像力のなさは罪となる?毎日の質問がお子さんの想像力を逞しくする!
最新指導法②-問いかける教育法 - 2015年04月14日 (火)

かわいいイラストとは相反する話題から・・・。
今週、ある野球評論家のコメントが話題(炎上)となりました。
問題となった発言はあるサッカー界のベテラン選手に対して
「もう、お辞めなさい。」
「J2は2軍だから話題性もない」などと司会の言葉を遮って発言。
司会の方も内心「これは、まずい」と思ったはずです。
そして、重ねて別の野球評論家が個人競技や団体競技についてプロとは思えない個人的見解を発言されました。
司会者がどうにか中立性を保とうしましたが、最終的には野球評論家に気をつかってぐだぐだに。
その結果、ネットは大炎上となりました。
日曜日の朝ですから、多くの少年少女がこの番組を見ていたことだと思います。
私が言える言葉はこれだけです。
「残念」
プロ選手にとって引退勧告とは?
~と言われるのと同じ。
ここでは書けない言葉を思い出す方も少なくないでしょう。
この評論家は反論(廻りが気を使っているだけ)を遮り公共の電波に全くリスペクトのない意見を流しました。
(放送法では放送の中立性について規定があります。)
この評論家の想像力は、
「今の日本の子どもたちは深く考えなくなってきたのではないか?
想像する力がなくなってきたのではないか?
それは、ゲームやスマホなどに原因があるのかも知れない?
もっと、子どもたちに考えることをさせなければいけない!」
と考えていた私の想像をはるかに上回るほど無いようです。
お年も召されてますので、多少頑固になったりすることは仕方ないと思うのですが、
今回は行き過ぎたようです。
さて、しかしです!
だからといって若者は大丈夫かと言えばそんなことはありませんでした。
「韓国遠征」
と聞けばわかると思い出すが、この事件も想像力のなさが残念でなりません。
盗んだものは返却したかもしれない。
しかし、その結果多くの人から夢や希望を奪うかも知れないということを想像できていたのでしょうか?
事件に関わっていない生徒たちの夢。
これから入ってくる後輩たちの夢。
もちろん、自分自身の夢もです。
そして、それ自体が犯罪だという事実。(これはもはや想像でもありません)
車の運転に例えれば、
バスの影から人が飛び出るかもしれないと想像できる人は事故を起こし難いでしょう。
携帯を見ながら運転して事故したら、飲酒して事故したらなど
多くのことは想像力があれば防げるのです。
想像力とは考える力です。
力と言う限りは鍛えることは可能だと思います。
私は会話の中に想像を促すような質問を一つ入れることを提案します。
毎日繰り返すと年間365回想像することになります。
例えば、
サッカーの話題でも良いですし、
ニュースや新聞の記事やを見てどう思う?
今度の参観にどんな服を着ていったらいいと思う?
とかなんでも良いのではないかと思います。
さらに、
あなただったらどうする?
そうなるとどうなると思う?
などとつなげるともっと広がるかもしれません。
ただし、毎日新聞記事の質問を繰り返すと、
「もう、めんどくさいうざい」と言われますのでご注意ください。(事実)
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追記です。
冒頭の野球評論家のコメントについて
当のサッカー選手がコメントされました。
横浜Cの元日本代表FW三浦知良(48)が14日、野球評論家の張本勲氏(74)の“喝”に発奮した。同氏は12日放送のTBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで「もうお辞めなさい」との発言。それをネット上で確認したというカズは、「もっと活躍しろと言われてるんだなと思いました。『これなら引退しなくていいよと言わせてみろ』と(張本氏に)言われてるんだな」と前向きに受け取ったことを明かした。(引用-スポーツ報知)
この記事では氏名を伏せていたのですが、引用のルールで記事の改変はできませんので原文のまま載せました。
私はカズ選手は
「気にしていません」とコメントするのではないか?と想像していたのですが、
想像をはるかに超えるすばらしいコメントでした。
カズ選手の前向きな心、想像力、リスペクト精神に感激しました。
カズ選手がいまだに現役でいられる理由がわかるコメントでした。
私がカズ選手を見てサッカーの虜になって28年。
まだまだ、カズの爪の垢にもなれません。(泣)
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