個性を伸ばす?苦手(基本)を克服させる?子どもの未来を想像する!
親子でレベルアップ - 2015年05月14日 (木)
個性を伸ばすと言えばすごく聞こえがよいですね。
苦手(基本)を克服させるのはなんだか大変で辛いことに思えます。
さて、少年期においてどちらを優先的に取り組むべきだと思いますか?
非常に意見が別れるところかも知れませんね。
あの子は足が速いからとにかくドリブルでなく、裏のスペースに飛び出してボールをもらうようにしてればよい。
確かに足が速いというのは素晴らしい個性です。
しかし、足の速さは成長につれて周りに追い抜かれるかも知れませんね。
うちの子は背が高いから足元よりとにかくヘディングで負けないようにしてればよい。
確かに背が高いことを生かしたプレーを考えることは大事です。
しかし、これも成長過程でどうなるか全くわかりません。
少年期の個性というものはこれからの成長過程で個性でなくなる恐れがあることをまず認識しなければならないと思います。
もし、足の速い子が足の速さに頼ったプレーを少年期に続けて周りの大人もそのままプレーさせていたとします。
ところが成長過程で思った様に身長が伸びずに足の速さも平均的に落ち着いた。
細かいタッチのドリブルや駆け引きをなど必要なくスピードで勝てていたのに・・・。
少年期(ゴールデンエイジ)に克服していれば、もしこのような事態になってもプレースタイルを変えることで対応できるでしょう。
しかし、少年期に克服していなければ足が平均的になった途端、選手としては平均以下の選手になってしまいます。
このようなことから考えると少年期はまずはサッカーの基本をしっかりと叩き込む必要があると思います。
逆に言えば少年期には個性を大人が見分けること事態が難しいのではないかとも思います。
しかし、個性を大事にしてあげることは平均的選手から突き抜けるには必要なことです。
個性を潰してしまうことも子どもの未来の可能性を奪うことになるかも知れません。
このバランスはとっても重要です。
このバランスってどうやってとれば良いのかなと考えていたのですが、一つの答えを1冊の本が教えてくれました。
教えてくれたのは島田信幸氏の書籍です。
私がその本から気づいた個性と苦手(基本)のバランスの取り方は、
1.基本は個性を生かす土台である。
2.個性の伸びしろを止めない。
この基本事項を軸として持っておきながら、
子どもの個性を勝手に見極めない!
子どもの未来を想像する!
という考え方です。
例えば、足の速い子の場合。
足の速さを活かしたプレーを全面的に認める。
でも速さだけに頼るのではなく苦手なことや基本にもチャレンジさせる。
速さだけでは難しいポジションも克服させる。
上級生にチャレンジしてみて速さだけではどうにもならないことを経験して見るのも良いかもしれません。
勝利至上主義に偏るとどうしても、足が速い子や背の高い子、ボールキープの上手い子などを効果的なポジションに固定してしまいがちだとは思います。
でも、少年期は長いサッカー人生の入り口であり沢山の事を吸収克服できる時期だと思います。
試合に勝つことはとっても大事なことです。
さらに子ども一人一人の未来を想像することも大事なことです。
ちなみに試合はどんな条件でも勝ちにいくことが当たり前だと思います。
例え、足が速くて守備が苦手な子をセンターバックに起用し、守備が得意だけどシュートが苦手な子をトップに起用したとしても勝ちにこだわることはできるはずです。
サッカー人生の入り口に立ったばかりの子どもたちが将来どんな素晴らしい個性を発揮するかは未知数です!
しかるべき時が来たときにその個性を最大限に発揮するために苦手(基本)なことをしっかりとマスターさせておく。
これが、子どもの未来を想像するということなのかな?と思います。
参考になりましたでしょうか?
今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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苦手(基本)を克服させるのはなんだか大変で辛いことに思えます。
さて、少年期においてどちらを優先的に取り組むべきだと思いますか?
非常に意見が別れるところかも知れませんね。
あの子は足が速いからとにかくドリブルでなく、裏のスペースに飛び出してボールをもらうようにしてればよい。
確かに足が速いというのは素晴らしい個性です。
しかし、足の速さは成長につれて周りに追い抜かれるかも知れませんね。
うちの子は背が高いから足元よりとにかくヘディングで負けないようにしてればよい。
確かに背が高いことを生かしたプレーを考えることは大事です。
しかし、これも成長過程でどうなるか全くわかりません。
少年期の個性というものはこれからの成長過程で個性でなくなる恐れがあることをまず認識しなければならないと思います。
もし、足の速い子が足の速さに頼ったプレーを少年期に続けて周りの大人もそのままプレーさせていたとします。
ところが成長過程で思った様に身長が伸びずに足の速さも平均的に落ち着いた。
細かいタッチのドリブルや駆け引きをなど必要なくスピードで勝てていたのに・・・。
少年期(ゴールデンエイジ)に克服していれば、もしこのような事態になってもプレースタイルを変えることで対応できるでしょう。
しかし、少年期に克服していなければ足が平均的になった途端、選手としては平均以下の選手になってしまいます。
このようなことから考えると少年期はまずはサッカーの基本をしっかりと叩き込む必要があると思います。
逆に言えば少年期には個性を大人が見分けること事態が難しいのではないかとも思います。
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しかし、個性を大事にしてあげることは平均的選手から突き抜けるには必要なことです。
個性を潰してしまうことも子どもの未来の可能性を奪うことになるかも知れません。
このバランスはとっても重要です。
このバランスってどうやってとれば良いのかなと考えていたのですが、一つの答えを1冊の本が教えてくれました。
教えてくれたのは島田信幸氏の書籍です。
私がその本から気づいた個性と苦手(基本)のバランスの取り方は、
1.基本は個性を生かす土台である。
2.個性の伸びしろを止めない。
この基本事項を軸として持っておきながら、
子どもの個性を勝手に見極めない!
子どもの未来を想像する!
という考え方です。
例えば、足の速い子の場合。
足の速さを活かしたプレーを全面的に認める。
でも速さだけに頼るのではなく苦手なことや基本にもチャレンジさせる。
速さだけでは難しいポジションも克服させる。
上級生にチャレンジしてみて速さだけではどうにもならないことを経験して見るのも良いかもしれません。
勝利至上主義に偏るとどうしても、足が速い子や背の高い子、ボールキープの上手い子などを効果的なポジションに固定してしまいがちだとは思います。
でも、少年期は長いサッカー人生の入り口であり沢山の事を吸収克服できる時期だと思います。
試合に勝つことはとっても大事なことです。
さらに子ども一人一人の未来を想像することも大事なことです。
ちなみに試合はどんな条件でも勝ちにいくことが当たり前だと思います。
例え、足が速くて守備が苦手な子をセンターバックに起用し、守備が得意だけどシュートが苦手な子をトップに起用したとしても勝ちにこだわることはできるはずです。
サッカー人生の入り口に立ったばかりの子どもたちが将来どんな素晴らしい個性を発揮するかは未知数です!
しかるべき時が来たときにその個性を最大限に発揮するために苦手(基本)なことをしっかりとマスターさせておく。
これが、子どもの未来を想像するということなのかな?と思います。
参考になりましたでしょうか?
今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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