グリーンカードってあまりみませんが・・知ってますか?
立派な立場にありながら自分の欲を我慢できない役人。
その他卑劣な少年犯罪。
このところテレビをつけると本当にこんな人がいるのか?と目を疑うことが多いと感じます。
テレビのキャスターやコメンテーターのコメントでも
「その行為がどんな結果をもたらすのかその想像力のなさに驚く。」
という趣旨のコメントが多く聞かれました。
もちろん、一切のリスクのない行動はほぼ存在しないのは事実です。
想像力が度を超えてしまえば何もできないかもしれません。
多くの人は善悪や社会のルールで線引きをして正しい行動を導きだしていると思います。
しかし、彼らの言動や言い訳を報道で見る限り、
彼らの行動は
自己中心的な善悪、自己都合なルールにもとづいて判断されていると感じます。
彼らの住む小さな世界でしか通用しない善悪やルールがそこでは最も重要な判断材料となってしまっているように感じます。
私はサッカーを通じて相手をリスペクトして思いやる心、善悪の判断、社会ルールを尊重するという姿勢を学ばせることが出来ると思います。
少年サッカーの試合でゴールが決まった時にいまだにホイッスルを高らかに吹くレフリーの方がいます。
逆にホイッスルを吹かずにセンターサークルを指してゼスチャーだけでゴールの合図を送るレフリーもいます。
どちらが正解かわかりますか?
「いまだに」と書いたので正解はあきらかですが、後者が正解です。
ホイッスルを吹く場合は微妙なゴール判定でゴールしたのに選手がプレーを継続しているような場面です。
なぜ吹かないのか…
それは、ゴールを入れられたチームへのリスペクトと精神的配慮の為です。
ゴールを入れられて精神的ダメージがある時にさらにレフリーが高らかにホイッスルを吹くことは不要だというわけです。
サッカーはこんな些細なことにも気を配っているスポーツなのです。
そして、本題です。
少年サッカーにはグリーンカードという3枚目のカードがあります。
日本サッカー協会(JFA)が2002年のワールドカップ終了後に重要施策として掲げた「キャプテンズ・ミッション」。そのミッション3に位置づけられた「JFAキッズプログラム」と称する幼年層(U-10、U-8、U-6(ここでいうUは年齢別競技の意味))への普及・育成プログラムがある。既存のルールにはレッドカード・イエローカードなどのルール違反に対する罰則(減点法)があり、やってはいけないことへの指導はあるが対象である幼年期に対してはとくにフェアプレー精神や競技者同士の助け合いなどの行動の育成(褒めることに重点を置く)が競技者及びその指導者などに対して重要と考え、このプログラム内の一環としてグリーンカードは提案された。2004年度にU-12以下に対してカード制度の導入を行い、積極的な使用を奨励している。
[出典:ウキペディア]
しかし、普段使われている場面はあまりみることはありません。
では、どんな場面で使うのでしょうか?
使用する場合は主審がプレー中断する必要はなく、中断タイミングが発生した際に対象プレイヤーに対してグリーンカードを出す。出す状況としては頑張った証、負傷選手への(思いやり)対応、規則準拠に対する自己申告、問題行動への抑止行動、チームに対する試合への取り組みなどが評価を受けるものであるとき提示される。
6点取られて負けている。でも、やる気を失わずチームメイトにも声を掛け勇気を持って攻め込む。最後まで全力で試合をやり通した。
6点も取ってしまったが相手を侮辱するような行動を取らず、最後まで気を抜かずプレーし続けた。
相手のディフェンダーに体当たりして倒してしまった。手を貸して起こし謝り、握手することが出来た。
明らかに自分のファウルで相手が痛がっている。手を上げて審判にアピールした。
イライラしていたチームメイトが、ついに相手選手と怒鳴りあってしまった。引き離してなだめた。
炎天下の試合、ある中心選手が疲弊しているのに気づいた。交代はチームにとって痛いが、給水まではまだ間がある。選手の体調を考え、すぐに交代した。チームメイトも穴を埋めようと必死で頑張った(試合後、選手ではなくチームに提示される)。
審判は選手へのグリーンカード提示の際、簡単な状況説明、褒めること、ポジティブなアクション(笑いかける、キッズならば頭を撫でるなど)をすることも求められている。
[出典:ウキペディア]
このようにグリーンカードを出せる場面は案外たくさんあります。
例えば練習中でもグリーンカードは効果的に使うことができるかも知れません。
グリーンカードをナイスプレーやゴールと同じ価値観で喜べるような環境を作るというのも一つのやり方ではないかと思います。 人がゲームを好きな理由に即時性というものがあります。
成功したらすぐに得点や演出があることに快感を覚えてまた、成功したいと思うのです。
グリーンカードを上手く使えば子どもたちが積極的に善悪を想像することが出来るのではないかと思います。
「コーチの見てる時だけする子がでてくるんじゃないですか?」
その心配は当たっているかも知れません。
でも、なにもしなければなにも起こらないと想像すれば、そうなってから考えても良いのでは?と思います。
今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。