おすすめサッカー書籍「最速上達サッカー オフ・ザ・ボール」
サッカー書籍 - 2015年08月21日 (金)
最速上達サッカー オフ・ザ・ボール | ||||
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サッカーの試合で一人の選手が90分の間にボールを持ってプレーする時間は何分位だと思いますか?
あくまで平均ですが、
一人あたりなんと2分~3分程度なんです。
少年サッカーだと試合時間が約3分の1ですから約1分程度の計算になります。
少年サッカーがボールに触れる機会を多くするために8人制に移行したのもわかる気がします。
しかし、どんなにあがいても1分が15分になることはありません。
ということはサッカーの大部分はボールに触っていないということです。
ボールに触っていない状態の事を「オフ ザ ボール」と言います。
ほとんどの時間がオフ・ザ・ボールにも関わらずサッカーの練習の多くはボールを持った状態を重視しがちです。
もちろん、決定的な仕事をするにはボールを持った時の練習も大事です。
しかし、最も重要なのはオフ・ザ・ボールの動きを知って習慣化することです。
サッカー選手はほとんどの時間をオフ・ザ・ボールでプレーするのですから、オフ・ザ・ボールでの動きがいかに大事かを理解する必要があります。
今までなんとなく動いていた
どう動けば良いのか実はよくわからない
子どもにオフ・ザ・ボールの動き!と言ってきたけど具体的にどうすれば良いのかは実は知らない・・・
自信を持ってやってきたけど・・・本当に正しいの?
チャンスでパスが通らない、貰えない
パスを受けるという一つの動作でさえ
「どう受けるのか?場所は?体の向きは?声は出すの出さないの?」
明確な答えと理由があります。
それをあいまいにわからないままプレーを続けるのか知って習慣化するのかは大きな差になります。
どこに行っても高いパフォーマンスを出せる選手になる為にもオフ・ザ・ボールの動きはとても重要です。
その習慣の上に個々のテクニックやイマジネーションが掛け合わさった時にトップ選手となるのだと思います。
サッカー選手は全てのプレーを
見て
判断して
実行しなければなりません。
この本「最速上達サッカー オフ・ザ・ボール」
正しく見る事
正しく判断する事
に対して非常にわかりやすく解説している本だと思います。
そして、この本の最大のおすすめポイントは付属のDVDです。
このDVDは単なる参考プレー集になってしまっている書籍とは違い子どもにとっても非常にイメージしやすい作りになっています。
その最大の要因はおそらくクレーンカメラを使った俯瞰映像にあります。

このような空撮映像を使っての解説が非常に頭に入りやすく実際のプレーへのイメージも湧きやすいものとなっています。
本の中身を理解するには早い子でも4年生以上かな?と思いますが、DVDに関しては低学年でも理解できます。
そして、4年生以上であれば本を読む、理解するという勉強も含めて挑戦してもさらに良い本だと思います。
最近の子どもはあまり本を読まないといいますが大好きなサッカーの本からはじめるのもありだと思います。
理解したいという気持ちで読むことで本との距離が縮まるきっかけになるかもしれませんよ!
この本の監修は村松尚登さんという方です。
FCバルセロナの現地スクールでの指導の経験もある方でスペインサッカー協会の上級コーチも取得されています。
現在は水戸ホーリーホックのジュニアユースの指導をされておられるとのことです。
最速上達サッカー オフ・ザ・ボール | ||||
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