子どもが自分で考える力はどうやって伸ばすの?
子どもを伸ばす親になる - 2015年09月28日 (月)
子どもが自分で考える力はどうやって伸ばすの?

近年、子どもの成長には自分で考える力が大事なんだということが日本でも浸透しつつあります。
ゆとり世代という言葉もありましたが、社会にでてマニュアルがないと動けない、指示がでるまで何もしないといった若者が注目されたことも原因かも知れません。
そのような若者が実際に増えたかどうかは何とも言えませんが、自分で考える力は子どもの時から習慣化した方が良いのは明らかです。
その為には大人がしっかりと子どもが自分で考える意味を理解する必要があると思います。
自由に考えることと答えを教えて言わせることの違いを知りましょう!
サッカーの試合で例えてみましょう!
ある選手がペナルティエリアの外からシュートをうちましたが、ディフェンダーに跳ね返りゴールにはなりませんでした。
シュートをうつ瞬間には近くにフリーの味方選手がいました。
大人「目の前に相手がいるのにシュートはダメだろ!フリーの選手にパスを出せばゴールできていたよ!」
大人「なんでパスださないの?どっちがゴールできる確率が高いの?」
子ども「フリーの選手にパスを出した方です。」
大人「そうだね。考えてプレーしよう!」
一見、子どもに考えさせているようにも見えます。
しかし、この問いかけ方で
「シュートをする方がゴールの確率が高い」と答える子どもがいるのでしょうか?
算数の足し算の指導に置き換えてみます。
1+1=11と答えた子どもに
大人「1+1=11じゃないだろ!1と1は二つなんだから答えは2だよ!」
大人「なんで答えが11なの?11と2どっちが答えがあってると思う?」
子ども「2だと思います。」
大人「そうだね。よく足し算の意味を考えて答えをだそうね。」
これでは子どもが足し算の意味を自分で考えて理解したとは言えそうにありません。
例えがわかりにくいかも知れませんが、実生活やスポーツの指導ではこんなやり取りが多く行われているように感じます。
このように大人が知っている(思っている)答えを用意して、その答えに都合がよい考えを強制することでは子どもの考える力は育たないと知ることが必要です。
考える力を身につけるには自由な発想、想像から始まり、成功や失敗を経て、PDCAを繰り返すことが大事だと思います。
サッカーに話を戻します。
少年サッカーの第一人者の池上正コーチも多くの書籍でこのように述べています。
サッカーで指導者が子どもたちに
「あれはダメ、これはダメ、これが正解だ!」
という指導を行い続けると子どもたちは考えなくなる。
考えなくなった結果、指導者のレベル以上に成長しなくなる。
これは私の考えですが、本来サッカーの指導者は自分のレベルを超える才能を引き出すことが仕事だと思います。
また、親の過干渉も子どもの思考力にとって良くないとも述べています。
他にもっと良い例えがあるとは思いますが・・・例えばこんな場面はどうでしょうか?、
雨が降りそうな日に学校へいく子どもに、
「今日は雨が降るから傘を持って行きなさい!」
この場合、多くの子どもは何も考えることなく傘を持っていくことでしょう。
でもこんな問いかけ方ならどうでしょう?
「今日はお昼から雨が降るみたいだよ!」
ただ、それだけ。
子どもは考えるはずです。傘持っていこうかな?でも荷物になって嫌だな。でも帰りに濡れるのも嫌だな
日常のちょっとした会話にこそ、考える習慣をつける場面がたくさんあるのです。
大人はそんな場面を見逃すことなく、考えるきっかけを作ってあげる。
そんなイメージを持つことが大事です。
現代の情報化社会では大人も考える機会が減っています。
わからないことや判断に迷ったらインターネットの中から答えを探し出せないことはありません。
しかし、自分で考える力がなければ、それらの情報に振り回され続ける可能性もあります。
ましてやサッカー選手は過去のどんな名選手も乗り越えていかなければなりません。
教えられた事だけこなしてもそれ以上にはなれないのです。
だからこそ、大人は子どもの発想をちゃんと受け止めて伸ばすことを考えなければならないのです。
答えを先回りして教えないことで、子どもは考えはじめるのです。
もし、あなたのお子さんが自分で考えようとしないのであれば、
もしかするとあなたが答えをいつも先回りして教えたり、間違いをダメというひと言で終わていないか考えてみてください。
記事で取り上げた池上正コーチの書籍を紹介している記事はこちらから見ることができます。
叱らず、問いかける 子どもをぐんぐん伸ばす対話力

近年、子どもの成長には自分で考える力が大事なんだということが日本でも浸透しつつあります。
ゆとり世代という言葉もありましたが、社会にでてマニュアルがないと動けない、指示がでるまで何もしないといった若者が注目されたことも原因かも知れません。
そのような若者が実際に増えたかどうかは何とも言えませんが、自分で考える力は子どもの時から習慣化した方が良いのは明らかです。
その為には大人がしっかりと子どもが自分で考える意味を理解する必要があると思います。
自由に考えることと答えを教えて言わせることの違いを知りましょう!
サッカーの試合で例えてみましょう!
ある選手がペナルティエリアの外からシュートをうちましたが、ディフェンダーに跳ね返りゴールにはなりませんでした。
シュートをうつ瞬間には近くにフリーの味方選手がいました。
大人「目の前に相手がいるのにシュートはダメだろ!フリーの選手にパスを出せばゴールできていたよ!」
大人「なんでパスださないの?どっちがゴールできる確率が高いの?」
子ども「フリーの選手にパスを出した方です。」
大人「そうだね。考えてプレーしよう!」
一見、子どもに考えさせているようにも見えます。
しかし、この問いかけ方で
「シュートをする方がゴールの確率が高い」と答える子どもがいるのでしょうか?
算数の足し算の指導に置き換えてみます。
1+1=11と答えた子どもに
大人「1+1=11じゃないだろ!1と1は二つなんだから答えは2だよ!」
大人「なんで答えが11なの?11と2どっちが答えがあってると思う?」
子ども「2だと思います。」
大人「そうだね。よく足し算の意味を考えて答えをだそうね。」
これでは子どもが足し算の意味を自分で考えて理解したとは言えそうにありません。
例えがわかりにくいかも知れませんが、実生活やスポーツの指導ではこんなやり取りが多く行われているように感じます。
このように大人が知っている(思っている)答えを用意して、その答えに都合がよい考えを強制することでは子どもの考える力は育たないと知ることが必要です。
考える力を身につけるには自由な発想、想像から始まり、成功や失敗を経て、PDCAを繰り返すことが大事だと思います。
サッカーに話を戻します。
少年サッカーの第一人者の池上正コーチも多くの書籍でこのように述べています。
サッカーで指導者が子どもたちに
「あれはダメ、これはダメ、これが正解だ!」
という指導を行い続けると子どもたちは考えなくなる。
考えなくなった結果、指導者のレベル以上に成長しなくなる。
これは私の考えですが、本来サッカーの指導者は自分のレベルを超える才能を引き出すことが仕事だと思います。
また、親の過干渉も子どもの思考力にとって良くないとも述べています。
他にもっと良い例えがあるとは思いますが・・・例えばこんな場面はどうでしょうか?、
雨が降りそうな日に学校へいく子どもに、
「今日は雨が降るから傘を持って行きなさい!」
この場合、多くの子どもは何も考えることなく傘を持っていくことでしょう。
でもこんな問いかけ方ならどうでしょう?
「今日はお昼から雨が降るみたいだよ!」
ただ、それだけ。
子どもは考えるはずです。傘持っていこうかな?でも荷物になって嫌だな。でも帰りに濡れるのも嫌だな
日常のちょっとした会話にこそ、考える習慣をつける場面がたくさんあるのです。
大人はそんな場面を見逃すことなく、考えるきっかけを作ってあげる。
そんなイメージを持つことが大事です。
現代の情報化社会では大人も考える機会が減っています。
わからないことや判断に迷ったらインターネットの中から答えを探し出せないことはありません。
しかし、自分で考える力がなければ、それらの情報に振り回され続ける可能性もあります。
ましてやサッカー選手は過去のどんな名選手も乗り越えていかなければなりません。
教えられた事だけこなしてもそれ以上にはなれないのです。
だからこそ、大人は子どもの発想をちゃんと受け止めて伸ばすことを考えなければならないのです。
答えを先回りして教えないことで、子どもは考えはじめるのです。
もし、あなたのお子さんが自分で考えようとしないのであれば、
もしかするとあなたが答えをいつも先回りして教えたり、間違いをダメというひと言で終わていないか考えてみてください。
記事で取り上げた池上正コーチの書籍を紹介している記事はこちらから見ることができます。
叱らず、問いかける 子どもをぐんぐん伸ばす対話力
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