少年サッカー試合応援時にやってはいけないこと
保護者としてのマナー - 2015年01月28日 (水)
今回は親が「やってはいけないこと」です。
はじめに断りますが今回の内容は少しショッキングに受け取る方もおられると思います。
ただし、この内容はJFA公認コーチ講習会でも触れられていることです。
お子さんの試合観戦は親なら誰でも白熱してしまいますよね。
当たり前のことですしどんどん熱くなって応援すれば良いと思います。
ただ、これだけはやってはいけないことがあります。
しかし、多くの試合で私もその場面を目の当たりにしてきました。
そのほとんどは熱心なお父さんがしている場合が多いです。特にサッカー経験者や詳しい人に多いのです。
ほとんどの場合コーチも気づいているのですが、保護者さんに気をつかって黙って見過ごす場合がほとんどだと思います。
しかし、講習会ではその行動については当該保護者ときちんと話し合いやめてもらう事を推奨しています。
その内容とは?
お気づきの方も多いかと思います。
「フィールドの横に立ち選手に聞こえるように指示を出してしまう行動です!」
例えば、
「右にパスだせ!」
「逆サイドを見ろ!」
「ドリブルするな!」
「キーパー!」
「シュートー!」
その他まるで監督かコーチかと間違うくらいの細かい指示を出されている方もいます。
普通の応援での指示はせいぜい
「集中!」とか「ディフェンス!」「ボールをよく見てー!」とか当たり前のことに限定するべきです。
なぜダメなの?指示出せば勝てるでしょ?という意見もあるかと思います。
まず第一にサッカーはリスペクトのスポーツです。
試合中に監督やコーチを差し置いて細かい指示をだすということは監督やコーチに対するリスペクトが欠如しています。
そして、監督やコーチを信じて普段の練習に取り組んでいる子供たち選手へのリスペクトも欠如しているのです。
監督やコーチは指示が悪いとか指示しないなどの不満や言い分があるのであればチームを移籍する覚悟を持つべきでしょう!
第二に子供たち選手はウイニングイレブンなどのコンピューターゲームの駒ではないと言うことです。
右だのドリブルだのシュートだのパスだのそんな細かい指示通りに動くことはできないのです。
しかも、外で見ている人が右だと感じて言葉にだすまでの間にその瞬間は過ぎています。そういう指示は現実では過ぎ去った過去なのです。
もう過ぎ去った瞬間のことに対して右だのシュートだのの指示は無意味だということです。
もし、皆さんのチームの監督やコーチがこのような指示を出しているとしたら移籍をおすすめします。
第三に子供たちが混乱することです。チームでは試合に入る前に共通の指示や個人的な指示がコーチから出されていることがほとんどです。
その指示を聞いていない外部の大人が無責任に指示を出せばチームが混乱することは当たり前です。
第四に子供の自主性を奪うからです。今日本のサッカーは組織だけから個の力へシフトしようとしています。個の力とはテクニックだけではないのです。それは、判断力です。
判断力とは正しい答えをできるだけ早く決断する力です。テクニックはそれを表現する力です。
誰かの指示を聞いて指示通りに動くこととはまったくの逆の力が必要とされているのです。
キーパーの選手が「キーパー!」という叫び声のおかげで飛び出して、ゴールを阻止できたとしても、それは自分自身の判断ではないのです。
次はどういう基準で彼は飛び出すタイミングをはかるというのでしょうか?
このように全くプラスになることがありません。
チームによってはそれをよしとしているチームもあるかもしれませんが一般的には考えられないですね。
もし、自分自身がそんな行動をしてしまっているのならできるだけ改めてほしいと願います。
まあプロサッカーの試合を見ながら野次を飛ばすのは相手もプロですからOKだと私は思いますので、どうしても指示出したい方は是非Jリーグの試合の観戦をおすすめします。
今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
はじめに断りますが今回の内容は少しショッキングに受け取る方もおられると思います。
ただし、この内容はJFA公認コーチ講習会でも触れられていることです。
お子さんの試合観戦は親なら誰でも白熱してしまいますよね。
当たり前のことですしどんどん熱くなって応援すれば良いと思います。
ただ、これだけはやってはいけないことがあります。
しかし、多くの試合で私もその場面を目の当たりにしてきました。
そのほとんどは熱心なお父さんがしている場合が多いです。特にサッカー経験者や詳しい人に多いのです。
ほとんどの場合コーチも気づいているのですが、保護者さんに気をつかって黙って見過ごす場合がほとんどだと思います。
しかし、講習会ではその行動については当該保護者ときちんと話し合いやめてもらう事を推奨しています。
その内容とは?
お気づきの方も多いかと思います。
「フィールドの横に立ち選手に聞こえるように指示を出してしまう行動です!」
例えば、
「右にパスだせ!」
「逆サイドを見ろ!」
「ドリブルするな!」
「キーパー!」
「シュートー!」
その他まるで監督かコーチかと間違うくらいの細かい指示を出されている方もいます。
普通の応援での指示はせいぜい
「集中!」とか「ディフェンス!」「ボールをよく見てー!」とか当たり前のことに限定するべきです。
なぜダメなの?指示出せば勝てるでしょ?という意見もあるかと思います。
まず第一にサッカーはリスペクトのスポーツです。
試合中に監督やコーチを差し置いて細かい指示をだすということは監督やコーチに対するリスペクトが欠如しています。
そして、監督やコーチを信じて普段の練習に取り組んでいる子供たち選手へのリスペクトも欠如しているのです。
監督やコーチは指示が悪いとか指示しないなどの不満や言い分があるのであればチームを移籍する覚悟を持つべきでしょう!
第二に子供たち選手はウイニングイレブンなどのコンピューターゲームの駒ではないと言うことです。
右だのドリブルだのシュートだのパスだのそんな細かい指示通りに動くことはできないのです。
しかも、外で見ている人が右だと感じて言葉にだすまでの間にその瞬間は過ぎています。そういう指示は現実では過ぎ去った過去なのです。
もう過ぎ去った瞬間のことに対して右だのシュートだのの指示は無意味だということです。
もし、皆さんのチームの監督やコーチがこのような指示を出しているとしたら移籍をおすすめします。
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第三に子供たちが混乱することです。チームでは試合に入る前に共通の指示や個人的な指示がコーチから出されていることがほとんどです。
その指示を聞いていない外部の大人が無責任に指示を出せばチームが混乱することは当たり前です。
第四に子供の自主性を奪うからです。今日本のサッカーは組織だけから個の力へシフトしようとしています。個の力とはテクニックだけではないのです。それは、判断力です。
判断力とは正しい答えをできるだけ早く決断する力です。テクニックはそれを表現する力です。
誰かの指示を聞いて指示通りに動くこととはまったくの逆の力が必要とされているのです。
キーパーの選手が「キーパー!」という叫び声のおかげで飛び出して、ゴールを阻止できたとしても、それは自分自身の判断ではないのです。
次はどういう基準で彼は飛び出すタイミングをはかるというのでしょうか?
このように全くプラスになることがありません。
チームによってはそれをよしとしているチームもあるかもしれませんが一般的には考えられないですね。
もし、自分自身がそんな行動をしてしまっているのならできるだけ改めてほしいと願います。
まあプロサッカーの試合を見ながら野次を飛ばすのは相手もプロですからOKだと私は思いますので、どうしても指示出したい方は是非Jリーグの試合の観戦をおすすめします。
今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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