サッカー選手はプレー中なぜ慌てるのか?
子どもの気持ち - 2015年02月28日 (土)
「慌てるな~!」「落ち着け~!」
サッカーの試合中によく聞く声ですね。
ボール保持者が慌ててしまい、相手に奪われたりパスしてしまう場面です。
なぜ?その選手は慌ててしまったのか?
心が落ち着いていないからでしょうか?
いや私はそうは思いません。
しかも、慌てる選手はある程度決まっていませんか?
こういう選手にいくら「落ち着け!」といっても実際は難しいですよね。
それは、慌てる原因が心の落ち着きではないからだと思います。
サッカー選手がプレー中に慌てる原因は、次のプレーに対する選択肢を失った時です。
パスコース、シュート、ドリブル
サッカーには次のプレーの選択権は自分にあります。
選択肢がたくさんあれば余裕を持って(落ち着いて)プレーができます。
鳥かごというトレーニングを知っていますか?
一人が鬼になり回りを囲んだ選手が鬼にボールを奪われないように、ボールを回すトレーニングです。
何も制限なく鳥かごをすればみんな落ち着いてボールを回します。
しかし、ダイレクトパスしかダメ!というルールを加えると多くの選手が慌ててミスが非常に増えるのです。
これは、瞬時に選択肢を見つけなければならないために選択肢が減るからです。
最終的には選択肢を見つけることができずに慌てるということになります。
ではなぜ選択肢が減るのか?
1 ダイレクパスという条件による自分のプレーの幅が減る
2 パス回し事態が速くなるので考える時間が減る
3 ボールに集中するため視野が狭くなる。
どれも正解だと思うのですが3の視野が狭くなるが圧倒的な原因だと思います。
自由にプレーできる時はトラップしてからフェイントをしたりしながら状況を把握することができました。
しかし、ダイレクパスになれば来たボールをそのままどこかにパスをする必要があります。
鬼もパスコースを切ろうとしてきます。そういった状況で選択肢がなくなり奪われることになります。
でも、同じルールでも簡単にこなす選手もいるはずです。
なぜでしょうか?答えは簡単で選択肢があるからです。
なぜ、選択肢があるのか?
視野が狭くなっていないから!
なぜ視野が狭くならないのか?
視野を確保するという意思がある。
そのうえで
視野を確保できる姿勢。
広角に視野を確保できる体の向き。
視野を確保しながらボールも見れる顔の上げ方。
を行っているからです。
だから、あなたのお子さんがいつも慌ててミスをしているようなら
「なぜ?落ち着いてできないの?」ではなく
視野を確保できているかを見てあげて下さい。
ボールばかり見て下を向いているのであれば廻りは全く見えていません。
だから、とにかくボールを守るという選択肢しかないプレーになるのです。
ネイマールのプレーを見て下さい。いつでも顔を上げて背筋をピーンと伸ばして廻りをしっかりと見ています。

今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
サッカーの試合中によく聞く声ですね。
ボール保持者が慌ててしまい、相手に奪われたりパスしてしまう場面です。
なぜ?その選手は慌ててしまったのか?
心が落ち着いていないからでしょうか?
いや私はそうは思いません。
しかも、慌てる選手はある程度決まっていませんか?
こういう選手にいくら「落ち着け!」といっても実際は難しいですよね。
それは、慌てる原因が心の落ち着きではないからだと思います。
サッカー選手がプレー中に慌てる原因は、次のプレーに対する選択肢を失った時です。
パスコース、シュート、ドリブル
サッカーには次のプレーの選択権は自分にあります。
選択肢がたくさんあれば余裕を持って(落ち着いて)プレーができます。
鳥かごというトレーニングを知っていますか?
一人が鬼になり回りを囲んだ選手が鬼にボールを奪われないように、ボールを回すトレーニングです。
何も制限なく鳥かごをすればみんな落ち着いてボールを回します。
しかし、ダイレクトパスしかダメ!というルールを加えると多くの選手が慌ててミスが非常に増えるのです。
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これは、瞬時に選択肢を見つけなければならないために選択肢が減るからです。
最終的には選択肢を見つけることができずに慌てるということになります。
ではなぜ選択肢が減るのか?
1 ダイレクパスという条件による自分のプレーの幅が減る
2 パス回し事態が速くなるので考える時間が減る
3 ボールに集中するため視野が狭くなる。
どれも正解だと思うのですが3の視野が狭くなるが圧倒的な原因だと思います。
自由にプレーできる時はトラップしてからフェイントをしたりしながら状況を把握することができました。
しかし、ダイレクパスになれば来たボールをそのままどこかにパスをする必要があります。
鬼もパスコースを切ろうとしてきます。そういった状況で選択肢がなくなり奪われることになります。
でも、同じルールでも簡単にこなす選手もいるはずです。
なぜでしょうか?答えは簡単で選択肢があるからです。
なぜ、選択肢があるのか?
視野が狭くなっていないから!
なぜ視野が狭くならないのか?
視野を確保するという意思がある。
そのうえで
視野を確保できる姿勢。
広角に視野を確保できる体の向き。
視野を確保しながらボールも見れる顔の上げ方。
を行っているからです。
だから、あなたのお子さんがいつも慌ててミスをしているようなら
「なぜ?落ち着いてできないの?」ではなく
視野を確保できているかを見てあげて下さい。
ボールばかり見て下を向いているのであれば廻りは全く見えていません。
だから、とにかくボールを守るという選択肢しかないプレーになるのです。
ネイマールのプレーを見て下さい。いつでも顔を上げて背筋をピーンと伸ばして廻りをしっかりと見ています。

今回はここまでです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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